2.最悪収穫が0になる、毎年障害が出る- 連作障害
一般的に連作障害は作を重ねるごとに出てくると思われている。同じ作物を続けて栽培するから障害が出てくると思われている。しかし、同じ作物を続けて栽培をしても強い障害が出てくる作物と障害が出にくい作物というのがある。作物によって違うのである。それだけはない。生産者によっても連作障害が強く出る人と弱くしか出ない人がいる。生産者によっても異なるのである。連作障害と土壌病害は共通するところが多い。土壌病害が重なって連作障害になることも多いのである。連作障害が重なると、土壌消毒を作ごとに行うようになる。その結果、何も育たなくなるということも珍しくなくなる。
連作障害の原因

連作障害の原因は土壌バランスの崩壊が一番大きな原因である。土壌は常に善玉菌と悪玉菌のバランスの上に成立している。バランスが崩れて悪玉菌の方に傾くと、障害の発生を抑えられなくなる。連作障害は主に根と根圏に発生する。根の発育が悪くなって、茎葉の生長が極端に生育不良になる。悪玉菌(フザリウム)が大増殖してしまう現象が出てくる。外見に出てくる症状は生産者ごとに違う。そこが厄介なのである。
解決への道すじ
連作障害はいつから連作障害が出ているのか、ということがとても重要である。問題のない農地に作付けをして連作障害は出るはずもない。連作するから障害が出るのである。障害がいつから出始めて何年になるのか。連作障害が出ている%がとても重要である。障害の重さが分析できなければ解決の道筋は作れない。通常、連作障害は長い時間をかけて出てくるものである。それを解決するには短時間では不可能である。長期的な解決方法が必要になるのである。