栽培上で発生する「害」が
解決するまでの時間

ここはとても重要なのである。多くの生産者は害があると分かっていながら、なぜ解決に向かって歩み出さないのかである。一つには解決の方法が分からないということがある。もう一つは解決するまでの時間である。これが全く読めないのである。いつになったら見通しが立つのか。そんな見通しのないことをやるより、少しでも収入になる今のやり方が確実と考えてしまうのである。さらに休耕をすると収入がまったくなくなる。短時間で解決できる方法と休耕しなくても改善できる方法が必要になる。
この方法は短時間では開発できない。さらに地域によって結果が大きく違ってもいけない。こういう問題を解決するのに30年を要した。これは事実である。このノウハウを害に悩む多くの人に提供したいと考えている。それが農業生産をする多くの人に役に立つと考えているからである。